2005年10月10日

Dan D & それぞれの世界の中心

※10日にこの記事を読んでくださった方へ
記事Up後にボスニアのW杯予選突破の可能性について勘違いしていた点があり、サッカーに関する記述を大幅に訂正しています。大変失礼致しました。m(__)m


「Dan D」とは英語でいうところのD-day、つまり第二次世界大戦において英米連合軍がノルマンディに上陸しヨーロッパ大陸進撃開始した日(及び軍事用語で作戦行動[攻撃]開始予定日)の事です。実は私、歴史は元担任の歴史の先生に「いや、お前は世界史苦手だったのに、またとんでもなく複雑な歴史の地域の嫁にいったもんだ(笑)」と言わしめたほど歴史は苦手科目だった為ネットで確認してしまいました。一応名誉?のため申し上げておくと、勿論ノルマンディー上陸作戦が教科書に出てきたのは覚えてますよ。ただ、DAN Dがどうこの出来事と関わっているのかに確信が持てなかったという事なのです。(何故こんなに言い訳してるのだろう>汗)

このDan Dという表現、サッカーの試合などでは決戦の日という意味合い等でマスコミに使われる事があります。現在行われているサッカーのW杯予選では、12日に行われる予選最終節がまさにDan D。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表(以下BiH)が入っているグループ7も現在首位のセルビア・モンテネグロから3位のボスニアの間の勝ち点差が僅か3。しかも、最終節は首位セルビア・モンテネグロとボスニアの本選行きを賭けたサバイバル対決&それ以前にこの組み合わせからしてハイリスクの闘い、という事で究極のDan Dとなってしまいました。しかし、BiHは昨日のサンマリノ戦でベテランのボリッチがハットトリックで勝利(3−0)を収めたものの、グループ2位のスペインが2−0でベルギーに完勝してしまった為、次節でスペインがマルタに負ける可能性が非常に低い事を考えると、仮にBiHがセルビア・モンテネグロに勝利したとしてもグループ1位通過の可能性は限りなく厳しいものになってしまいました。(仮に次節でスペインが勝利すると勝ち点20、BiHが勝利しても勝ち点19でスペインに僅か及ばず。ちなみにBiHがセルビア・モンテネグロに敗れた場合にはセルビアの勝ち点22となりスペインを上回ってグループ1位=本選行き決定)

8日のBiH対サンマリノ戦では場内アナウンスで「さあ、水曜日(12日)のDan Dは皆でBiHを応援しましょう」といった事を呼びかけてサポーターの士気を高めていたのがTVから聞こえてきたのですけど、私の周囲の下馬評では引き分けの可能性が濃厚とされています。でもBiHのW杯出場の可能性(プレーオフも含めて)はセルビア・モンテネグロ戦の勝利しか残されてません。
思い起こせば2年前の欧州選手権予選の際も、最終戦(対デンマーク)で勝利を収める事のみが本選出場(もしくはプレーオフ)への条件という、今回と全く同じシナリオでした。それだけに今回は是非勝利を収めて念願の本選への望みを繋ぎたいところです。しかし、その対戦相手であるセルビア・モンテネグロは私にとって旧ユーゴへ関心を持つきっかけをもたらした国でもあるわけで、それぞれの国に違った形の思い入れがある中、応援の胸中かなり複雑なものがあります。

ところで、セルビア・モンテネグロVSBiHが行われるベオグラード在住の友人から現地情報を仕入れようと携帯メールを送ったのですが、彼女から戻って来た答えは「えー、サッカーの試合?何の事??いつあるの?」とのこと。友人がサッカーのみならずスポーツ全般に関心がない事は承知の上だったので、この返答は想定内とはいえ、ちょっと苦笑い。でも、この一戦はスポーツ関連のみならず、ニュース等でも取り上げられているので、試合がある事位は知ってるかな、と思ってたのですけどね。毎日ニュースで取り上げられていたとしても、興味がない分野というのは聞いているようで、直ぐに頭から抜けてしまうものだというのは自分にも経験のある事です。その一方で、以前とは比にならないけど、BiHのW杯出場を意識し始めてからサッカー中心の生活をしていた事に気が付きました。最近BiHの停戦10年でも思う事ですが、自分にとって意味のある事でも、ボスニアの出来事が生活の中心にない人にとっては意識の片隅にもない事だし、先日日本中を沸かせた阪神の優勝も、ブリトニー・スピアーズの出産も、押尾学の事実上引退も、それが自分の世界の中心と関係がなければ、瞬時に記憶の奥底に眠ってしまう、もしくは記憶から抹消されてしまう、他愛もない事なのだったりするのですよね。(ちなみに阪神優勝以外は私の記憶から急速に遠ざかりつつあります) でも、己の世界の中心外にある事でも目をむけるべき現状は沢山あるわけで、時には軌道を外れて他の世界の回りを巡ってみる事も必要なのかな、と思います。
この記事へのコメント
盛り上がってるみたいですね、W杯予選。
結局どちらが勝っても負けても、その渦に巻き込まれて楽しんだもの勝ち、という気がします。確かに、自分の日常生活と関係ないことや興味のないことってすぐ頭から抜けてしまいますね。でも興味ない、と決める前に知ってみようとすることで、自分自身の世界がすごく豊かになるのかな、と思います。日常の中にないものほど。好きなことも、それを責任が伴う仕事にしてしまうと純粋な楽しみではなくなってしまうけど、自分の中心が世界の中心じゃないんだと思えることで、自分を追込みすぎないですむというか。そういう意味では、ブリの出産でも、サッカーの行方も、外国の歴史を知ることも同じ意味をもつのかなあと思います。ちなみにデベラとしては、ブリの出産後の体型に驚き、今後の変化を見守っているところです。そういえば、ケイト・ハドソンもすごかったですねぇ。
Posted by デベラ at 2005年10月10日 09:00
自分の中心にある事は世界の中心ではないし、まして、それが一生自分の中心とは限らないんだよな〜と考える事がしばしばあります。それで楽になったり、逆に自分に軸が無くなってしまうみたいで苦しくなったり・・勿論1つの分野に捕われず視野は広く持っていたい、と思うのですが、やっぱり自分の核となるものは何か欲しいな〜と思うわけです。でも、それって色々な事に興味をもって情報を蓄えてそこから時間を掛けて出来てくるものなのかな、と。若くして道を極めつつある人を見ると焦りが出てくる時があるのですが、40歳の区切りまでに何か核のベースになるものができてくれば、と思いながら、日々試行錯誤しつつ過ごしていこうと思います。

このブログでもジャンル問わず色々な事を書き連ねていますが、結局自分が関心を持っていることを文として公表する事で自己満足して、自分以外の人にとっては特に意味の無い情報の羅列なのではないか・・と考えていたり。
最初は皆と情報を共有して楽しみたいな〜と単純に考えてサイト&ブログを始めたはずなんですけど、上記のような悩みが生じてからは自分が楽しむ事というのを次第に忘れてしまっていたようです。私が好きだったアルゼンチンのサッカー選手の言葉に「まずは楽しむ事」というのがあるんですが、ここは何の責任も感じずに書ける場所なんだから、もう少し気楽に運営していけたらな〜と思います。

ところで、ブリは過去の豊胸手術が原因で母乳での授乳が難しく、現在激しく後悔中という記事を読んだのですが、その理由が母乳をあげる事がウェイトダウンには効果的だから、というのは相変わらずのおばかブリですね。確かに母乳をあげてると見る見るうちに痩せる、というよりやつれていくんですけど、気をつけないと授乳終了後また太るって事まではかんがえてないんだろうな〜。


Posted by Mic'o at 2005年10月10日 17:09
ほんと、ブリっておばか。でも悪気がなくて実は結構好きなんです。
確かに自分の軸がなくなるような不安で落ち込むことってありますね。何がしたいんだろうとか、何ができるんだろうとか考えてこのままじゃ駄目だって焦ること私もよくあります。無駄なことばかりしてる気がして自分を責めたり。
高校時代の体育の先生がマラソンの有森選手の陸上部の後輩だったそうで、転任式の日に彼女の話をしてくれました。有森選手がひどいスランプに陥ったとき「花の咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ」と言い聞かせ一人黙々とトレーニングに励んでいたそうです。その後の活躍を考えると、先が見えない時こそ目の前の出来ることを続けることは絶対無駄じゃないと思えて少し気が楽になります。10数年前の、担任でもない大学出たばかりの若い先生(名前も覚えてない)の言葉にいまだに勇気付けられるなんて不思議ですが。今はいろんな方向に根を張っていくことで、いつか揺らがない太い樹になればいいや、と思ってます。背負ってる物をすこし忘れて、今はいろいろ模索しながらゆっくりしてみるのも大切かと。あ、これ全部自分に言ってるんですよ、まさにスランプ真っ只中なので。今まで知らなかったボスニアにほんの少し触れられるMic'oさんの記事も、私にとっては小さな根の一つです。私は自分のサイト等持ってませんからよく分かりませんが、読むほうは気楽に楽しく覗いてますから、負担にならない範囲で続けてくださいね。
Posted by デベラ at 2005年10月10日 18:18
この有森選手の言葉、私も耳にした事があります。伸び悩んでいる時にも根(興味)をあらゆる方向に延ばしていく事で成長に必要な養分(情報、人脈)だって余計に取れるようになるし、そういう時にこそコツコツと努力を積み重ねていく事が必要ですよね。

こないだ暇な時間を使って興味があって取っておいた新聞記事をジャンル別に分けてみたんですけど、やっぱり多少ジャンルに偏りが見られて「この分野は今後もう少し注目しておいた方がいいかも」などと色々今度の情報収集について方向性を模索したりしてみました。仕事柄どんな分野からオファーが来るのか分らないので雑誌などでもなるだけ全ての分野に目を通すようにはしてるんですけどね。そうやって蓄積した知識が(雑学であっても)ある時役に立つなんて事も少なくないし、本当ここの人が言うところの「何がどこで役に立つかわからない(Ko zna zasto je to dobro)」、その通りだt思います。

トリビア並みのブログですけど、何かの際に「あ、そういえばボスニアではね・・」とネタにしていただけるようなブログを目指して、楽しみながら続けていきますので、これからも色々御意見、感想待ってますね☆



Posted by Mic'o at 2005年10月10日 20:20
>デベラさん

上で書き忘れましたが、私もブリ結構好きです(笑)「Ooop I did it again」(でしたっけ?)の頃が一番かわいかったかな。当時私は確か妊娠中でしたが、今はその彼女も1児の母ですもんねー。まあ、時の流れは速いですね.月並みですが
Posted by Mic'o at 2005年10月10日 20:24
日本に戻りました!
セルビアVSボスニアの試合、気になりますね。日本だとどこのサイトから情報が見られますか?ムサが、地元でこの試合を見れずにいるのがとても悔しい!といっていたのを思い出します。彼は元気かな。

Posted by Ray at 2005年10月10日 22:57
Dan Dって、そういう意味だったんですね。(今頃知った) ユーゴ2000年9月の運命の選挙(独裁者ミロシェビッチ大統領が負け、政権を追われた)の日をDan Dって言ってたのを聞いたことがあるな、と思い出しました。 そのときはなんでD Dayって言うんだろうと思ったけどそのまま忘れてました・・・。
セルビアに来てからもうすぐ1年が経とうとしていて、最初の異文化に対する色んな新鮮な驚きなども薄れてきがちなこのごろです。 しかもめったに外出もなく、日々視野が狭くなっていくようで少し焦り気味。 せめてもの社会をのぞく窓としてネットが唯一の頼りです。
でもネットでの情報収集というのは、テレビのようにニュースバリューの大きい順にお仕着せで「流れてくる」のでなく、自分で興味のある情報を「取りに行く」ものだから、結局偏っちゃうのが辛いところ。 ブリの出産(なんか魚みたい)どころかサッカーの話題も全然知りませんでした。 阪神のリーグ優勝はかろうじて知ってましたけどね・・・。
この地で一般的な情報収集をしようと思えば、やっぱりセルビア語の習得が不可欠なのでしょうね。 そうなるにはまだまだ遠い道のりの私です。
Posted by Chiharu at 2005年10月11日 03:13
>Rayさん

無事に日本に戻られたようでよかったです。W杯の欧州予選結果はこのブログで・・ではなく、スポーツナビというサイトのW杯特集http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/preliminary/data/europe/index.htmlなどでチェックできると思います。ムサは確かフロリダに渡ったんでしたっけ?確か向こうにも旧ユーゴ出身者が多かったと思うので、BiH出身者で集まって衛星放送観戦(BIHT1ではサテライトの方でも放送するので)で盛り上がるのかもしれないですね。

>Chiharuさん

私も途中で生活のマンネリ化に悩みましたよ。しかも、妊娠中なんかは状況が状況だっただけに殆ど外出禁止だったし(涙)
言葉がかなりおぼつかなかった時代の情報収集は、とりあえず分らないなりに新聞は読んでたかな。一番集中して読む分野は偏ってましたけど(汗)、とりあえず一通り目は通してました。分らないけど、気になる単語や表現はピックアップしてみるって感じでやってました。

普段刺激のない生活を送っていると思っていても、情報を得ようと意識しているかしてないかで、気づく事の量って全く違ってきますよね。案外何気ないところに意外な発見があったりして。そういうのを1つ1つ拾っていければいいなーと思ってます。
Posted by Mic'o at 2005年10月11日 05:46
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

スペイン、ベルギーを下す
Excerpt: ワールドカップ欧州予選 グループ7ベルギー 0??2 スペイン これに勝てばスペインに勝ち点で並ぶことが出来るベルギーが、ホームで見事なサッカーを展開しました。素早い寄せでスペインに攻めの形を作らせず..
Weblog: orfeo.blog
Tracked: 2005-10-10 10:29

押尾学が音楽に専念「矢田と結婚無関係」【LIV】
Excerpt:  女優矢田亜希子(26)と真剣交際が発覚した俳優、歌手の押尾学(27)が、12月...
Weblog: Takbose Blog
Tracked: 2005-10-10 14:22
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。