2006年06月02日

欧州初のピラミッド?!〜ボスニアのミステリーゾーンを行く〜

日本でも微妙にメディアで取り上げられているようですが、ボスニアでは現在ピラミッドと思われる建造物の発掘が進められています。

場所はサラエボから車で30分程に位置するVISOKO(ヴィソコ)。この街にそびえるヴィソチッツア山に、なんと約12000年前に造られたとおぼしき高さ220mのピラミッドが発見されたというのです。人工衛星からピラミッドの存在が確認されたとか、エジプトからも専門家が調査に入りエジプトのピラミッドとヴィソコのピラミッドの内部の温度が一致しただの、と色々ピラミッドと思われる証拠はあるようですが、専門家の間でも賛否両論あるようです。とはいえ夜7時のニュースでも時折取り上げられるこのピラミッド、賛否両論色々と物議がかもしだされているようですが、百聞は一見にしかずとばかり、日本からのお客様を引き連れて見物に行ってまいりました。


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ヴィソチッツァ山遠景 この写真ではちょっと分りづらいですが山の稜線がくっきり出ていて、いかにもピラミッドらしきものが埋まっている感じ


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街中のパーキングに車を止め延々なだらかとは言えない坂道を登っていきます。当日はかなり日差しがきつく、途中他の登山客と何度か日陰で休憩を取りながらピラミッドを目指します。
山の入り口付近でボスニア系アメリカ人と会い少し話をしたところ、アメリカで彼が経営しているカフェではなんと従業員のユニフォームにこのピラミッドを印刷したTシャツをユニフォームとして採用しているのだとか。案外話題の渦中にあるピラミッドを一目見ようと訪れた人も多く、ボスニア北東部にあるトゥズラ付近から遠足でやって来たという小学生集団を幾つか見かけました。
写真は登山道の傍らに広がる花畑。羊などを飼っている農家などもちらほらあり、至ってのどかな雰囲気。

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ピラミッド発掘事務所(?)やピラミッドの案内板がある辺りに到着。頂上はまだまだ上です。とりあえずここでピラミッドの説明を受けながら休憩。

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発掘現場の1つ。この辺りで発掘されているピラミッドは「Sunce(太陽)」と呼ばれていて、他に「Mjesec(月)」と「Zmaj(龍)」と名付けられたピラミッドとトンネルで繋がっているという。きちんとメモを取らなかったのだけど、ピラミッドの4つの面は確かそれぞれ東西南北の方角を向いていて、北に面する面は北極星に向き合っていると話していた記憶があります。


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ピラミッド発掘現場のマスコット犬・アガ(?)ちゃん(♀)

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息切らせながら延々上って来た坂道を現場の方のご好意により車で下山。楽々〜と思っていたら、本当に恐ろしいのは何とここからでした。何やら階段の下で車を降ろされたと思ったら、そこはピラミッドの頂上に続く階段。しかもこの階段、やけに一段一段が高いだけでなく、とっても急。途中までは階段を上らなくても済む迂回路があったのですが、その先は非情なまでに心臓破りの坂、ならぬ階段が続きます。同行した現地の方に「君は重装備(→脂肪がつきすぎ、転じてデブという事>汗)だから、次は10Kg軽くして来たまえ」となどと言われたのに爆笑しながら一段一段踏みしめるように階段を上っていたのですが、途中で酸欠状態になり、同行者御一行様(70歳以上の方を含む)が軽やかに先へ進むのを見送って一時休止状態(T-T)何とか頂上まで辿りつきましたが、もはや記念撮影をする気力なし・・
通訳とは、体力勝負なり・・・
↑の写真はもう階段の最終部分に差し掛かったところ

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↑の怪しげなコスプレをしてる方が発掘の中心人物で考古学者のセミル・オスマナギッチ氏。ボスニアの「インディアナ・ジョーンズ」と呼ばれる彼に今回の訪問でもお会いする機会がありました。でも、通訳してる途中で会話を何の脈略もなくボスニア語から英語に切り替えるのは止めてください・・(訳しましたけど)

このピラミッド騒動は現地の人間も「もっと近代に入ってから建てられた建造物なのではないか」とか「自然に形成されたものなのではないか」と疑問視する人も少なくないようですが、こうして現場に入ってみるとやっぱり何かピラミッドだと信じさせる(信じ込まされる?!)要素があるように感じます。
まだ当分発掘調査は続くようですが、国内のみならず国外からもボランティアが参加して作業に当たっているそうなので(私達が見学した際にはセルビアからのボランティアが参加中でした)、もし考古学に関心がある方はボスニアの大発見(?)に参加してみるというのもよいかもしれませんね。
また余談ですが、ヴィソコを訪れた際にはおみやげにピラミッド型の貯金箱を購入されるのをお忘れなく(笑)

<アドバイス>
登山途中にも売店がありますが、かなり歩くのでお水を持参される事をオススメします。

ピラミッドの詳細を知りたい方はウェブサイトへどうぞ(英語版有り)
http://www.piramidasunca.ba/

この記事へのコメント
ご無沙汰してます^^

ボスニアでピラミッドなんて!私も見に行ってみたいです。そんな時が来たら、連れてってくれる?それにしても、セミル・オスマナギッチ氏のコスプレはお見事だわ^^Mic'oさん、貯金箱は買ったの???
Posted by わはは大空 at 2006年06月02日 11:20
これが本物だとバルカン半島もエジプト王朝に支配されていた、とかいう話になるのでしょうか?それとも、独自の古代文化を築いていた?日本では、そのニュースは聞いてませんが本物のピラミッドだったら、大ニュースですよね。ぜひ行ってみたいです。
Posted by デベラ at 2006年06月02日 13:15
>わはは大空さん

私も何でボスニアにピラミッド?!と思ったり、今回発掘現場になっているヴィソコという街は中世だかそこらに戴冠式が行われた場所らしいので、そのために使われた建物なんじゃないかと思ったりしてたんです。でも、直接ピラミッドの存在を信じて発掘作業にあたっている人達の話を聞いたからなんでしょうけど、もしピラミッドでなくても何か歴史上かなり重要な建物はあるんだろうな〜と思うようにはなりました。
それに、ピラミッドにつられて観光客も増加しているようですし、戦争以外の事で人々の関心を引くものがあるのはよいことではないかな〜と思います。過程を追っているだけでもわくわくするし。(捏造じゃなければね)
そういえばピラミッドではないのですが、ボスニア南部のメジュゴリエという街にも25年前に聖母マリアが現れたのが目撃された(6人の子どもが証人)とかで、今は世界中から巡礼者が訪れていますよ〜。なんかボスニアには神秘的
なものを引き寄せる何かがあるんでしょうか?!

あ、貯金箱は買ってませんよ(汗)以前TVで見た際にはピラミッドピザとかもありましたけど(ただ三角に焼いてあるだけ>爆)

>デベラさん

先日訪ねた時には地方紙と日本最大の発行部数を誇る(らしい)新聞社が取材に来たと話していました。日本からのクライエントの方も記事を目にしてたとおっしゃってましたが、考古学好きの人なら気が付く位の小さな記事だったのかもしれませんね。

ピラミッドといえばエジプトのものが有名ですが、実は世界中に点在しているようです。(マヤ文明でも確か存在しましたよね?)どなたかの説によると日本でもピラミッドの形をした山があって、その下には埋まっているのではという話です。
ボスニアのピラミッドは資金不足で中々大変みたいですけど、エジプトの方とも上手く連絡を取って作業しているみたいなので今後の展開を追っていこうと思います。






Posted by Mic'o at 2006年06月02日 16:39
ピラミッド!!すごいですねー!
くっきり、三角形のかたちしてるじゃないですか!?
日本の長寿番組「世界不思議発見」が取材に来そうな趣きですね〜。

ボスニアの「インディアナ・ジョーンズ」・・・大爆笑っ!
ミステリーハンターのお姉ちゃんの脇に、彼があの姿で立っていたら、さぞ映えるでしょうね〜(^^)
いいですねー。ロマンを感じます。

視聴者プレゼントは、もちろんピラミッドの貯金箱とクリスタルひとし君を5名様に。
Posted by maity at 2006年06月02日 21:31
>maityさん

もう少し謎な部分が解明したら、「驚き!ボスニアのピラミッド その全容がここで明らかに!!」というタイトルで番組収録に訪れるかもしれないですね(笑)

「インディー ジョーンズ」が正しいのか、「インディアナ ジョーンズ」が正しいのか分らなくなってしまいましたが(汗)、雑誌の拍子をあのようなコスプレで飾ってしまうピラミッドへの思い入れの深さに思わずひれ伏せてしまいますね。ミステリーハンターのお姉さんにはクレオパトラのコスプレで登場いただきましょうか。

ピラミッド関連のおみやげ、どうやら即席で造ったらしく、中には「地元小学生の工作では?」と思われるものも多しです。私も今後押し寄せる日本人観光客を見込んでせっせとピラミッド煎餅でも焼きましょうかね〜 
Posted by Mic'o at 2006年06月02日 22:52
全然そのことはギリシャのニュースでは見ていなかったので初耳でした。遺跡や発掘ときくとわくわくしてしまう私なので、そんな所にいく機会があったなんて、とてもうらやましいです!
上りの階段お疲れ様でした(笑)!私も運動不足なので、それはきつかっただろうなあと想像してしまいます。写真の、雑誌の表紙になっている考古学者の方、ちょっと怪しすぎて笑ってしまいました!!
Posted by chottocafe at 2006年06月06日 23:03
CNNだかBBCも取材には来ているようですが(Hpから映像観れるようです)まだまだ知る人は知るといった感じなのではないでしょうか?ボスニアでも皆が盛り上がっているというわけでもないし、専門家の中には発掘作業に疑問視&反対の声もあります。(周辺に他の歴史的建造物もあるので発掘によりそれを傷つけかねないとの事)

それにしても上りの階段きつかったです!写真に映っている部分はそれほどでもなかったけど、1つの段が普通の階段の1.5倍位の高さはあったのではないのかな〜。同行した日本人の方も「これは現地人の足の長さに合わせてあるから日本人にはきついんだ〜」といいながら上ってましたよ。確かに現地の人達は何の苦労もなく上ってたわ(汗)
Posted by Mic'o at 2006年06月07日 17:15
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