2006年05月30日

Dogodilo se u Atini Part2/宴の後で

ボスニアとしては史上最高の3位という成績をアテネ土産に大会翌日夜に帰国したハタ・マタ・ハリ(+ボスニア代表団)の一行は、パスポートコントロールから出てくるや否や、空港で待ち構えていた多くのボスニア国民から祝福を受けました。

halidolazak.jpg

空港前でハリのスピーチ&「レイラ」の大合唱(BHT1より)


そしてハリ様御一行は、「Dogodilo se u Atini(アテネで(それは)起こった)」と題された特別番組に出演する為テレビ局へ直行。VTRで今大会の自分達や上位を占めた国々のパフォーマンスや投票発表の様子等を振り返りました。その時のこぼれ話によると、今大会のお騒がせだったアイスランド代表(予選で敗退)は何かと問題を起こし最後には警察沙汰にもなったようなのですが、どうやらハリ達の控え室(?)が彼らの向かい側あたりだったらしく、色々大変だったようです(汗)
また、ハリのバックでアコーディオンを弾いていたように見えたコーラスの女性は、実際のところアコーディオンは弾けないという事が判明。彼女曰く演奏しているように見せかける為頭の動かし方にも気をつかったらしいです(笑)

hariuatini.jpg

今大会本選でのハリ・マタ・ハリ

また、今大会で優勝をさらったフィンランド代表のLordiについては、彼らの勝利に対して否定的な考えはなく、むしろ彼らの健闘を称えるコメントをしていましたが、ハードロックがこれだけの票を集めた原因として、モンスターが多く登場するビデオゲームやアニメーションに影響を受けた子ども達、特にまだ週末に夜の外出をする習慣がないローティ−ン世代がこぞって彼らに投票したのではないだろうか、という見解を発表していました。
また今回の「モンスター」の勝利に関して、ボーカルのハリは事前に息子のダミルから「モンスターを侮らない方がよい」との警告を受けていた事もあってか、淡々とフィンランド代表の勝利を受け止めていた雰囲気がありました。

ただ、後日友人とこのテーマについて話をしたのですが、彼女は別の見解があって、「ローティーン世代がそれ程この大会に興味を示すとも思わないし、電話投票が全てのパフォーマンス終了後の夜11時過ぎの10分間で行われるのに、子ども達がそんな時間まで子ども達が起きて投票に参加するか非常に疑問である。この大会の結果は賭けの対象にもなっていたからその絡みもあるのでは」とハリ達の結果分析に否定的な考えを見せました。

ただ、来年以降はハードロックバンドが代表に登場しても「二番煎じ」と受け止められて見る方に衝撃も目新しさも与えないでしょうから、再び見た目ではなくパフォーマンスの内容が評価されるようになるのではないかと思うのですがどうなるでしょうか。

話はまたハリ・マタ・ハリに戻りますが、今回ボスニア代表団として参加した男性の1人が93年に(多分ボスニアとしては初めて)大会に参加した際のエピソードを紹介したのですが、その際に「当時は内戦中だった事もあり参加するだけでよかったけれど、今は結果が求められる」といった事を話していました。それを受けて司会者も「『世界中の全ての痛み(93年参加時の楽曲名)』がボスニアに集まっていたような時代から、今やボスニアは発展が求められる国となったのです」とまとめていましたが、参加するだけでは意義が求められなくなったという事に内戦後のボスニアの復興を感じる事ができる反面、まだまだ残る修復作業と発展を並行して進めていかなければいけないこれからがまさしくボスニアの正念場です。

(おまけ)
↓は今回のEUROSONGでのボスニア3位入賞に際し「彼ら(政治家)は中身の無い話で私達を欧州(EU)に連れて行こうとしてるけど、ハリと一緒なら歌で欧州レベルに達する事が出来たわ」とボスニアの視聴者が会話している様子を描いた風刺画。(Dnevni Avazより)

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posted by Mic'o at 19:50| Comment(6) | TrackBack(0) | BiHココロのメモ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ギリシャは子どもが夜更かししているので、私はあの投票結果は絶対!!中学生なんかあたりの投票だと思うんです。
フィンランドはもう再度聞きたいというような音楽ではないから、テレビでたまに流れるとちょっとうんざり・・・。でも12票も投票したわりに、ギリシャでもまずめったにかかってないですよ。リクエストなんかで。
今までは優勝曲はラジオでもしつこいほどかかるものだったんですけど。
ロシアとボスニアはもう一度聞きたい!と思わせる曲と歌声だったんですよね。今回は残念ですけど、これで注目もされているボスニアの優勝も近い未来かもしれませんよね!
Posted by chottocafe at 2006年05月31日 07:09
>Chottocafeさん

平日だったら学校もあるからそんなに遅くまで起きてないかもしれないけど、本選当日は土曜日だったし親と一緒に見ていた子も多かったと思うんですよね。だって、我が家の4歳の息子だって疲れてなければ平気で11時近くまで起きてる時がありますから(そして親は疲れ果てる・・)
私にとってもハリ達の見解の方が一理ありかな、という感じがします。それと子どもの間での携帯の普及も理由に挙げてましたが、「そういえば携帯はフィンランドの会社だものね(^_−)」とツッコミを入れてました(笑)

そういえば、今年ハリ・マタ・ハリの曲はよくオンエアされるけど、言われてみれば優勝曲は余り見かけないような・・本国フィンランドではもの凄い優勝フィーバーなんて聞きましたけどね〜。確かに強いインパクトを与えた国が勝つものなんですが、インパクトといえば昨年素人のおばあちゃんを引き連れて参戦したモルドバのアイディアには笑えました。ボスニアでもかなり好感高かったようです。それから、歌はどうしようもなかったけど何故か気になった今年のリトアニア。私も思った事ですが、ハリ達も今年はW杯があるのでああいった感じの歌も票を集めるのではないかと予想していたそうです。

私もロシアのパフォーマンス大好きでした。これで来年ロシアもボスニアもプレッシャーがきつくなるかな?でも、ボスニアはもう最大の切り札を切ってしまった感があるので、来年は大きくコケル気がしないでもないんですよね(汗)
Posted by Mic'o at 2006年05月31日 16:47
はじえまして♪
先日機内でボスニアの女性と話すことがありました。
彼女がなんかとっても暖かいお母さんだったんで
どんな国か興味が有り色々ネットサーフしていて
HP→ブログへとたどり着きました。
又今度ゆっくり遊びに来ますので
どうぞ宜しくお願いいたします。
Posted by Jackie at 2006年06月01日 05:00
>Jackieさん

はじめまして!というか、以前Jackieさんのブログの方にカキコさせて頂いたことがあるのです☆大分前の事だし一度だけなので多分覚えてらっしゃらないかなーと思うんですが。だから今回「Jackie」さんというお名前を拝見して、あれっと思ったのでした。

ボスニアの女性、特に年配の方はJackieさんが出会った方のように暖かい人が多いです。ただ、親切が度を越してお節介に転じる事も少なくないのですが・・(汗)

また是非ブログ&Hpの方に遊びにいらしてくださいね♪
こちらからも遊びに行きまーす。



Posted by Mic'o at 2006年06月01日 05:19
ハリ・マタ・ハリさんたちの着ている服は面白いですねえ。特に男性が。
個人的にその国の民族衣装(違うかな?)や踊り、歌を見てるのは大好きです。BSなんかでよくやってるんだけど、私のテレビはBSが見れないので「世界の車窓から」で我慢してます。
しかし優勝はハードロック・・・
Posted by シナモン at 2006年06月01日 14:13
>シナモンちゃん

メールの返事まだ出してなくてごめんね〜!

さて、ハリ御一行様がきている衣装、ボーカル(写真右 中央)のハリは白いスーツだけど、女性達が着ている衣装は今大会の会場だったアテネを意識してたのかも。
でも、暗い会場に白のコントラストはとても映えて美しいステージでした。

この大会は欧州から23カ国が決勝に進めるんだけど、民族色を前に打ち出した歌は少ないね〜。多くの歌手が英語で歌っているから普通のポップスだと国別対抗戦に見えないよ。でも正統派民族音楽で対抗するとその音楽に親しんでいる周辺国以外からは票が取れないしね〜。

旧ユーゴ(+トルコ、ギリシャ辺りの音楽)って日本の演歌に通じるメロディーがあって、ハリ・マタ・ハリの今回の楽曲も日本の居酒屋さんなんかで流れてても違和感ないかも。そういえば、ボーカルのハリも板前系の顔してるわ(笑)
Posted by Mic'o at 2006年06月01日 17:18
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