2006年05月08日

「出身地はどこですか?」

先のトリノオリンピック金メダリスト・荒川静香選手がプロへの転向を発表しましたね。街角インタビューでは競技生活からの引退を惜しむ声が多く聞かれたようですが、スケート界からの引退ではなく、プロとして新たな気持ちでスケートを楽しみつつ、これまで通り(もしくはそれ以上に)美しいスケートで魅せてくれるのですから、新たな門出をお祝いしたいと思います。

さて、我が家のみっしゅ(息子)と誕生日が同じ事で親近感を感じていた荒川選手ですが、色々検索しているうちに彼女の出身地の謎を発見。これは彼女のお母様がマスコミから出身地を尋ねられた際、出産した病院がある品川を挙げた事から「東京都品川区」出身と報道されるようになったようなのですが、お母さまが出身地=出生した病院と答えてしまったのは、マスコミ側が出生地を「生まれたところです」と説明した為で、実際のところは当時住居を構えていた「神奈川県鎌倉市」が出身地だそうです。でも、金メダル獲得後の凱旋パレードなどは仙台で行われているし、荒川選手といえば仙台、というイメージが強いですね。
(※この記述は同選手関連のサイトで紹介されていた荒川選手のお父さまのコメントを参考にしていますが、大分前に読んだので出典が分らなくなってしまいました。もしサイトの管理人の方がお読みになって問題のある記述を見つけられましたら御連絡下さい)

これで思い出したのが数年前にある取材でサラエボの子ども達に生まれた場所を尋ねた際のエピソード。10人近くの子どもに質問したと思うのですが、彼らの口から出て来た答えは判を押したように「コシェボ!」。コシェボというのは内戦中サブグラウンドが墓地と化したサッカースタジアムやオリンピックの舞台となったゼトラリンクでお馴染みの場所ですが、この地区に建っている公立の総合病院では多くのサラエボ市民が出産に臨みます。(※妊娠中の検査はプライベートクリニックでもOKだけど、出産は公立の病院でのみ可能)
インタビュアーの私達としては出身地として「サラエボ市○○地区」という答えを期待していたのだけど、子ども達は文字通り生まれた場所=コシェボ病院を答えにしたということだったのです。そりゃ皆一様に答えが同じ訳ですよね(^^;)

私自身も母が里帰り出産した先の産院で生まれた為、出生地と出生時に住んでいた場所は異なるのですが、産院のある場所と自分が生まれた場所というのは余り結びつかないので、生まれた場所は?と聞かれたら当時住んでいた街の名前を挙げてしまうかも。「出身地は?」と聞かれたら、現在実家がある市の名前でしょうか。でも、実際には1歳から7歳までは他の市で育っているし、実際のところはどこを出身地としたらよいのやら・・1つ救い(?)なのは全て同じ県内なので、県名で止めておけば迷う必要がないということでしょうか。

ところで荒川選手の「静香」という名前は、「静御前」と鎌倉にちなんで付けられたとの事ですが、子どもに自分の出自が分るような名前を付けるのもよいですね。でも、ボスニアを思わせる名前といって頭に浮かぶのは力士の四股名になりそうな名前ばっかりだったりで、まるきり命名センスの無い私なのでした(汗)
(※実際にはボスニアの川や山にちなんだ名前もありますよ)





posted by Mic'o at 03:49| Comment(4) | TrackBack(1) | BiHココロのメモ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うわぁMic'oさん、私全くそのことで悩んでいるんです。やっぱり海外にいるとどこ出身なの?と聞かれることが多いですよね。特に日本を少しでも知っている外国人には!
私は、本籍地が私の出生時前に親が住んでいた所、兼母の実家なんですね。父が転勤がある仕事だったので。生まれてから2回引越したあと、幼稚園から高校まで過ごした所、そして大学から仕事にかけて8年住んだ所が全部違うんです。
長く住んで出身と言える気分の街は最後の2箇所なんですが、さらに今の実家はまた別の町です。
こっちの役所には出生地は本籍地とされてしまいました。こういう場合どこが出身と言って良いのか???今は面倒なので有名でもある今の実家を出身地として伝えています。
Posted by chottocafe at 2006年05月08日 05:25
うちの実家は日本人には某リゾート施設や某美人女優の出身地(これは最近か)として認知してもらえてますが、海外の人達にはマイナーな土地なので、説明するには「東京から○の方向に○km」という説明をするしかないのです。
でも、逆に外国の都市の名前を言われたところで分らないということも多いですけどね。ボスニアなんて更に国がマイナーだし・・(汗)

出身地って自分のアイデンティティーとも繋がっているから、書類上は出身地と記載されていても余り思い入れのない土地を出身地に挙げるのもなんだか気が引けてしまったりしますね。
Posted by Mic'o at 2006年05月08日 16:52
確かに農耕民族ニッポン人も、最近は流動性が高くなってきているので、説明がややこしかったりしますね。
うちのエカテリーナも、生まれたのはニューヨークだけど、一歳前にマケドニアに引っ越しちゃったし。日本ではわたしの実家と、配偶者の実家がとお〜く離れているので、どっちを何と呼べばいいか...。
以前、皇太子妃雅子さまのお母様が、「(海外生活が長い為)子供たちが根無し草にならないように(育てた)」と、おっしゃっていましたが、ルーツを守るのはなかなか難しいですね。
でも、海外にいるほうが、日本をより理解できたりする場合もありますよね。
Posted by エカテリーナママ at 2006年05月10日 06:45
>エカテリーナママさん

いらっしゃいませ。コメントありがとうございます☆

エカテリーナちゃんは両親が日本人でも生まれもこれまでの育ちも海外だし、この先もパパの仕事の関係で世界各地で生活する機会が多そうだし、どこを出身地とするか難しいのかもしれませんね。でも、自分の根っこを日本と感じるようになるのは御両親の教育次第だと思います。マケドニアだと受動的に日本文化に触れる機会は少ないかもしれませんが、今は以前より楽に日本から色々取り寄せる事もできるようになりましたし、TVも衛星放送で日本語放送が見れますもんね(ただ、JSTVは放送内容の割りに高いですが>汗)

うちの息子の場合は出身地より何人であるかというアイデンティティーの確立で悩む事になりそうですが、もしボスニア人(セルビア人)として生きていくことにしても自分のルーツが日本にもある事を誇りにしてもらえるような教育をしていきたいですね。


Posted by Mic'o at 2006年05月10日 17:01
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Tracked: 2006-05-08 06:37
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